考えたことを書いておく。

約1年前も生産性について考えたんだけど、 もう少し考えたことがあって、それをまとめておく。

生産性という言葉は、仕事の時にのみ使われる言葉だと思う。
例えば、OSSの世界で生産性を追い求めることはあんまりない(と思う)。
これはなぜかというと、生産性を高める目的が、最終的には利益(売上)であるからだと思っている。

要するに、同じ仕事(結果)を短時間で完了できれば、当然利益は上がる。
会社の目的は利益なので、生産性を高めることが要求される、と考えると筋が通っている。

逆に、利益を目的としない世界(OSS)では、生産性を高める必要がない。

生産性とは結局のところ、投入した労働量から発揮された生産量といえる。
すなわち、生産性が向上すると生産量が向上する。
しかし、それはあくまで生産量でしかない。

会社が「なにを開発するか」の目的論が正しければ、生産性、すなわち、「どう開発するか」の方法論が適当でも、利益は発生する。

この「経済的目的論」が大事なのであって、「経済的方法論」すなわち生産性なんてどうでもいいのでは?と思っている。(これが言いたいこと)

要するに、適当に作って1ヶ月で100万円の利益を出すことと、高速に作って1ヶ月で10万円の利益を出すこと、どちらがいいですか?というと、前者では?と筆者は思う。

生産性という言葉は、「とにかく短時間でたくさん仕事をしよう」ということを言っているように聞こえてならない。
1時間で2時間分の仕事をしましょう、みたいな。
これはあまりに単純であるがゆえに正論ではあるんだけど、それはあくまで生産性の世界の話でしかない。

そうじゃなくて、1時間で1時間分の仕事をしていても利益が立つようなビジネスモデルを検討したほうが良いのではないですか、と思う。
生産性に頼るのは、野蛮だし、知的でないと思う。イメージとしては、N+1に近い。

「生産性の高いエンジニアになるために」みたいなことを言う人がいるけど、個人的には、 生産性を上げることよりも、なにを生産するかにこだわりたい。

「どう生産するか」「如何に早く生産するか」なんかよりも「なにを生産するか」を大切にすべきだと思う。